「今年の新入社員、大卒と高卒で全然スキルが違う」「中途採用者も前職によってバラバラで、どうカリキュラムを組んだらいいかわからない」——4月入社が近づくこの時期、そんなご相談を多くいただきます。
この記事では、新入社員のパソコン研修カリキュラムをスキルレベル別に解説します。
スキル差がある社員をどう研修するか、具体的な内容と判断のポイントをお伝えします。
まず確認:新入社員のパソコンスキルは本当にバラバラ
採用担当者が「パソコンは使えますか?」と聞いて「はい」と答えた社員でも、実際のスキルには大きな差があります。
大卒・高卒・文系・理系・前職の違いだけでなく、学校や家庭でのパソコン経験の有無によって、スキルの幅は想像以上に広いのが現実です。
特に多いのが、「Excelは使えます」と言っていたのに、実際には表を見ることはできても関数はまったく使えなかった、というケースです。
「使える」の定義が人によって大きく異なるため、事前のスキル確認なしに一律のカリキュラムで研修を進めると、知っている人には退屈で、知らない人にはついていけない、という状況が起きやすくなります。
パソコンスキルの確認方法
研修前のスキル確認は、カリキュラムを決めるうえで最も重要なステップです。パソカレッジでは、受講当日に以下の方法で確認しています。
口頭での質問
まず会話の中でスキルの概要をつかみます。主に以下のような内容を確認します。
- パソコンの使用経験はあるか、どのような用途で使っていたか
- Excelで計算式は使えるか
- IF関数・VLOOKUP関数を使ったことがあるか
(面接でこの聞き方をすると実態より高く答えてしまうことがありますが、教室では正直に話した方が自分に合った内容を学べるため、実態に近い回答が得られます。)
実際に操作してもらう・練習問題から入る
口頭での確認だけでは把握しきれない場合は、実際にパソコンを操作してもらうか、簡単な練習問題から始めることで、実際のスキルレベルを確認します。「使ったことがある」と「実務で使える」の差は、実際に手を動かしてもらうことで初めてわかることが多いためです。
このスキル確認を当日行うことで、事前に細かい情報をご用意いただく必要がなく、人事担当者の準備の手間を最小限に抑えることができます。
スキルレベル別:パソコン研修カリキュラムの考え方
初心者レベル(2日間)
タイピングもままならない、パソコン自体をほとんど使ったことがない、という方が対象です。デスクワーク以外からの転職者や、学校でパソコンをほとんど使わなかった新卒社員に多いレベルです。
2日間で以下の内容を習得します。
- Windows入門(基本操作・ファイル管理)
- タイピング
- Word・Excel基礎
- Excel関数
- Excelで資料作成
2日間でこれだけの内容をカバーできるのは、その人が「知らないこと」に絞って効率よく進めるためです。知っていることに時間を使わないのが、短期間で成果を出すポイントです。
基本操作ができるレベル(1日)
Word・Excelは一通り触ったことがあり、簡単な表や文書は作れる。ただし実務で使う関数やデータ集計の経験はない、という方が対象です。
1日で以下の内容を習得します。
- Excel実務(VLOOKUP関数)
- ピボットテーブル
実務でよく使われる関数とデータ集計の基本を1日で習得し、即戦力として使えるレベルを目指します。
中級レベル(1日)
VLOOKUPなどの関数は知っているが、より高度なデータ分析や複雑な関数の使い方を学びたい、という方が対象です。
1日で以下の内容を習得します。
- 条件付き書式(応用)
- Excel関数(VLOOKUP含む複数関数の組み合わせ)
- ピボットテーブル基礎・応用
画一カリキュラムの研修会社に頼む場合の落とし穴
大手の研修会社に依頼すると、あらかじめ決まったカリキュラムで全員が同じ内容を受講することになります。スキルが均一な社員が集まっている場合はそれで問題ありませんが、スキル差がある場合は注意が必要です。
初心者には内容が難しすぎてついていけない、一方で経験者には簡単すぎて時間を無駄にする、という状況が起きやすくなります。また、大手は最低催行人数や事前申込期間の制約があることが多く、「来週入社する社員をすぐ研修させたい」「今月は1名だけ」といった柔軟な対応が難しいケースもあります。
中途採用が随時発生する場合はどうする?
新卒の4月入社だけでなく、中途採用が年間を通じて随時発生する企業では、「入社のたびに1名から研修を依頼したい」というニーズがあります。
パソカレッジでは、1名から都度お申し込みいただけます。まとまった人数が揃うまで待つ必要はなく、入社タイミングに合わせてその都度ご依頼いただけます。
また、地方拠点の社員や東京まで来ることが難しい場合は、Eラーニングでの対応も可能です。タイピング研修のEラーニングは1アカウント11,000円(税込)から、進捗管理機能付きで全国どこからでも受講できます。
パソカレッジの新入社員研修の特長
パソカレッジ高田馬場校では、25年以上の法人研修実績をもとに、以下の特長を持った研修を提供しています。
- 当日にカリキュラムを調整:事前の細かいヒアリングは不要。受講当日に口頭でスキルを確認し、その場でカリキュラムを組みます。初心者と中級者が同じ日に受講しても、それぞれに合った内容で進めることができます。
- 1名から受講可能:最低人数の制限はありません。「今月は1名だけ」という都度依頼にも対応しています。
- スケジュールが柔軟:平日・土曜日に対応。入社タイミングに合わせてご予約いただけます。
- 高田馬場駅徒歩1分:新宿から電車で5分。交通費の負担が少なく、首都圏どこからでもアクセスしやすい立地です。
- 通学またはEラーニング:地方拠点・リモートワーカーにはEラーニングでの対応も可能です。
まとめ
社員向けのパソコン研修は、スキルレベルに合わせてカリキュラムを組むことが、時間とコストの無駄を減らす最大のポイントです。初心者には2日間で基礎から、基本操作ができる方には1日で実務直結の内容を、というように個別に対応することで、短期間で即戦力レベルに引き上げることができます。
カリキュラムのご相談・お見積りは無料です。「うちの社員のレベルだとどんな内容が適切か」というご相談から歓迎していますので、お気軽にお問い合わせください。

パソカレッジ高田馬場校にて、1996年の開校以来培われた指導ノウハウを活かし、受講生一人ひとりの学習をサポート。これまでに1万人を超える方々に個別指導を提供している。
Excel操作を中心とした実務直結の指導を得意とし、大手金融機関や製薬会社の企業研修でも使用されている独自開発の教材を用いた効率的な学習プログラムを実施。MOS資格取得においては100%の合格実績。「必要なスキルを必要な分だけ学ぶ」をコンセプトに、柔軟な受講スタイルと個別カリキュラムを通じて、忙しい社会人から学生まで幅広い層の学習ニーズに対応。

