表計算ソフトの代表格「Excel」の能力を測る「Microsoft Office Specialist(MOS)」試験の上位資格「MOSエキスパート」の対策方法ついて解説します。
Microsoft Office Specialist(MOS)とは、どのような資格ですか?
MOSとは、マイクロソフト社のオフィスアプリ(Excel、Word、PowerPoint等)の利用スキルを証明する資格です。試験では指示通りの操作を正確に行えるかどうかを検査します。
ExcelとWordにはよりレベルの高い「エキスパート」という試験があります。今回の記事では主にExcelのエキスパート資格の取得方法について記します。
MOS Excelエキスパート資格は、MOS(スペシャリスト、一般レベル)と何が違いますか?
MOS(スペシャリスト、一般レベル)と比較すると、取り扱う機能の範囲が広くなります。
エキスパート資格を取ることの魅力は何ですか?
エキスパートは、ExcelMOS(スペシャリスト)の上位資格なので、より高度なスキルを保有していることの証明になります。
Microsoftが認定している国際資格だということも魅力的ですね。
転職時に「Excelスキルが、実務レベルである」ことを証明できる資格です。
「国際資格を持っている」なんて言ってみたいです!
MOSエキスパートに合格するためにはどのような勉強が必要でしょうか?
まずは、MOSエキスパートの出題範囲の操作を一通り学習しましょう。
7~8割理解できたら、模試にチャレンジします。日経BP社の出しているテキストについている模試がおすすめです。
模試で自信がついたら、実際に試験を受けましょう。
学習の方法はシンプルですね!
試験の合格率はどのくらいですか?
公表されてはいませんが、Excelエキスパート試験の合格率は約60%程と言われています。
MOSエキスパート試験対策の学習をする上で、
「ここを意識したほうが良い!」というものはありますか?
以下の項目は、学習するときに、しっかり理解しておきたい操作のポイントです。
ExcelMOSエキスパート資格 攻略ポイント
・絶対参照、複合参照の理解
セルの絶対参照、複合参照を正確に理解し、操作できるようにする。
・関数の反復学習
出題範囲の関数を理解し、指示された機能に合う関数を適切に選択できる。
・グラフの作成
各グラフがどのような場面で使われるグラフなのか理解し、0から自分で作れるようにする。グラフ各部の正式な名称を覚え、見た目を自在に変えられるようにする。
・テーブルの利用
テーブルを利用すると、表の集計や設定をより効率よく操作することができるようになることを理解する。
・ピボットテーブルの理解
ピボットテーブルの操作だけではなく、何をしているのかまで、しっかり理解する。
・セルの書式の取り扱い
ユーザー定義の書式の決まりを把握する(「##0,;;」等の意味がわかる)。
・問題に合った条件付き書式の選定
数式を使用した条件付き書式とそれ以外の条件付き書式を、問題によって適切に選べるようにする。
さらに、本番形式の模試に慣れておくことが肝心です。
試験の画面に慣れていないと、本番中操作するボタンを間違えて頭が真っ白になる方や、逆に操作ミスを恐れて慎重になりすぎて試験時間をオーバーしてしまう方がいます。慣れていれば、落ち着いて試験に臨めるようになります。
MOSエキスパートは独学でも取得可能?
独学でもMOSエキスパートを取ることはできますか?
独学でMOSエキスパートを取ることは可能です。
ピボットテーブル機能などを日常的に使っているレベルの方でしたら、独学でも、資格取得のための学習はそこまで大変ではないでしょう。
独学のデメリットとしては、学習時間の確保や、つまずいたときに聞ける人がいないことが挙げられます。
学習中にわからないことが出たとき、インターネットで検索しても、自分が求めているものとは違う答えだったりと効率が悪いこともあります。
ピボットテーブルや関数をあまり使ったことがない、効率よく資格を取得したい方はスクールの活用をおすすめします。
パソカレッジのMOSエキスパート対策の特長
パソカレッジ高田馬場校では、MOSに特化したテキストや苦手な部分だけを克服するためのテキストがあるので、必要最低限の時間でMOS合格が目指せます。
また講師が常にいるので、わからないところや曖昧なところは即潰していくことができます。
通学のメリットは「学習効率が良い」ことに尽きます!
MOS Excel エキスパートを取るために学習する内容は、単なるExcelの操作方法に留まらず、数字とデータの取扱いなど、実務で活かせることが多いので、近年盛り上がっているリスキリング(Reskilling)の一環としても最適です。
昨今、プログラミング等、高度なIT技術が人気ですが、非IT技術者においては基本的なITリテラシーを底上げする必要があります。
まずは第一歩としてすぐに仕事に役立てることができるMOS Excelエキスパートの学習をするのもおすすめです。